こちらのCD『La Leyenda del Tiempo』はピュアフラメンコと多ジャンルとの複合ミュージックで、ここでCamaronはこのジャンルを創造して楽しんでいくためにさらなる異なる道を開きます。このアルバムでは、ロックのわずかな要素が一貫性を持つフラメンコのブレリアス、ソレアなどと融合します。
「わたしがこれまでにレコーディングしてきた作品の中で最もロックに近いものはこの『La Leyenda del Tiempo』です。この作品の中でフラメンコでは通常使われない要素を取り入れました。フラメンコの持つリミットを越えてしまわないように、自分の試みに注意を払わなくてはなりませんでした(1989年)」とCamaronは言っています。Paco de LuciaやTomatitoと供にCamaronは1979年に大作となるアルバム『La leyenda del tiempo』をレコーディングしました。これは後にニューフラメンコとしての間違いのない礎となっていきます。