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Enrique de Melchor の受賞セレモニー

第18回フラメンコフェスティバルCaja Madrid第二夜はMayte Martínのコンサートが終了してすぐにギタリストEnrique de Melchorへのフラメンコ賞の授賞式がアルカラ通りで行われました。そしてこの第二夜はこのアーティストの演奏によって幕を閉じました。
Melchor de Marchenaの息子(Enrique de Melchor)は名曲集の演奏でその夜を飾りました。またアーティスト間のコラボレーションも行われて、中でもフラメンコフルーティストJuan ParrillaとカンタオールChato de Vélezは光っていました。わたしはJuan Parrillaを以前より何度かみており、素晴らしいアーティストとして尊敬していたのですが、Chato de Vélezに関してはまさに、わたしにとって大きな発見でした。彼はクリアな、それでいて強さのある声質でわたしの好きなフォローカンタオールの代役を務めていました。

 

 

しかし残念なことに、他のメンバーらは逆に曲そのものに“弱さ”を与えてしまった印象がぬぐいきれません。女性カンタオーレスMarta や Loli Herediaは相手側(男性パート)に対して声や活力が足りていませんでした。そしてバイラオールAlfonso Losaも精密性を欠き、主役Enrique de Melchorのフォローの役を担えきれませんでした。

以前に行ったEnrique de Melchorのコンサートは素晴らしく、歌や演奏、バイレそれぞれがフォーカスしていました。今回、Caja MadridはコンサートのメインテーマとしてEnrique de Melchorのパフォーマンスを掲げていましたが、コンサートのコンセプトそのものがEnrique de Melchorがメインではなく、まるでEnrique de Melchorが他のメンバーをフォローしているようで少しがっかりしていました。

しかしMelchorの代表作をいくつも聴けたのは純粋にラッキーなことでした。またコロンビア人アーティストの普段馴染みのないパロも聴くことができました。


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