「現在 Flamenco Radio.com のコーディネーターをしている人たちも、当時はローカルの複数のメディアと共同で制作を行なっていました。彼らの間では“自治体”や“南西か”といった概念はなくあらゆるタイプの写真を撮影していました。わたしは1975年2月1日の Farruco のアーティスティックな魅力を伝達するべく向かいました。その時の写真も、現在まで文字通り“1ミリ単位”と言えるまでしっかり整頓してきたおかげで、あらゆる時代のフラメンコの重要アーティストの写真を見つけることができます: Fernanda や Bernarda de Utrera, Camarón, Terremoto, Antonio Mairena....などなど、そしてその数ヵ月後には la Puebla de Cazalla にまた別のリサイタルを写真に収めるために向かいました:そのリサイタルは Diego Clavel と José Menese で、そこでカンテの力強さにショックを受けたのをよく覚えています。それはまさに Sánchez がフラメンコ界と深く実り多い関係をその後築き上げていく幕開けでした。一方で一人のファンとして、カメラを手にこのアートの発展を収めてきました。カメラの技術の進歩は被写体を見事なまでに捕らえることを可能にしました。 "デジタルカメラの出現は写真に革命を起こしました。写真を撮る恐怖を忘れます。一本のカメラのフィルムが2000ペセタした時代のことを考えると、今はそのフィルム代が浮きますから。当時の写真とはまさに高い代物でした。」と語っています。
さらに Murcia での展示会はアーティストの時代による変化を映し出します。写真は彼の若き時代の“大胆で熱情的”なものから現在の老練となった“落ち着いたポートレート”まで。これらの“挑戦”と“変化”を重ねた年月の間で、最もドラマティック写真を撮ってきたのは José Monge Camarón でした。その表情は人の心を揺れ動かすほどに、まるで大きな痛みを抱えているかのようでした。
Fuente: diariodesevilla.es