Pilar Veraの新しいコレクションはCruz de Mayoと呼ばれるもので、妖艶でまるで20世紀初頭の風俗描写のテーストを持っています。
ショーはロシエラス・セビジャーナスの快いサウンドで開幕し、モデルたちが満面の陽気な笑顔で夜の催しの演出に花を添えました。ショーの序盤ではスカートに施された技術、またレトロな雰囲気が印象的で、フラメンコの人を魅了する力が存分に発揮されたものでした。Pilar Veraによれば、ドレスのサイズは大きめに、衣装に快適さが与えられたとのことです。スカートのカパはギャザーの技術で美しく縮められ、水平に長く魅力的なデザインとなっています。
カラーはホワイトやベージュがコンビネーションされ、それにライトブラウン、ピンク色のレースが使用されてます。パープルやレッド、グリーンなどのカラーを考慮してのスタイリストからの評価:今年のスタイルはマントンシージョとのよいマッチがはっきりしており、房飾りなどは見事にフィットします。もちろん、ドレスを美しく映えさせる上で不可欠なアクセサリー マントン・デ・マニラ(とりわけÁngeles Espinarのマントン)も言わずもがなです。
Pilar Veraのコレクションには上品なブロケード地に幅広い彩色が施され洗練された印象を持っています。これらは夜の催しで見事に映えます。代表的なのはJoana Jiménezにセレクトされた大きな房のついた、また大胆な背中部のブロケード地(イエロー)のドレスなどです。
Veraのショーの最後には、まさに長所的な裁縫が守られた見応えのあるフラメンコドレスを着たNieves Álvarezが登場しました。ショーは人々のエモーションとドレスの美しさで満たされていました。