スペクタクルショー"Pasión del flamenco" は12人の日本人“バイラオラス(全て女性)”で構成されます。そのため以下のスペイン人男性アーティストら;バイラオレス Juan Ogalla, Andoitz Rubial, Antonio Buendía やカンタオレス David Palomar, Miguel de Badajoz, ギタリスト Juan Carlos Berlanga らがアンダルシア学院から参加します。小松原庸子はこのスペクタクルショーで日本人の男性フラメンコアーティストを起用することを望んでいましたが、その実現は難しいものでした。200人以上の生徒がいながら、その内分けの実情は男性生徒はわずかに2人しかおらず、まだスペクタクルでパフォーマンスするには準備が足りないと判断されました。
Juan Carlos Berlanga は本日、Juan Ogalla と一緒に日本人アーティストに同行した後、以下のコメントを残しています。「今回のスペクタクルショーで使用する日本の劇場はわたしたちが普段スペインで使用する劇場よりも素晴らしい。そして小松原監督はご自身に大きな構想があるにもかかわらず、いつもわたしたち舞台アーティストらに一切を裁量を与えてくれます。」
Berlanga は日本で公演を始めてもう20年になり、Ogalla もすでに日本での経験がありますが、「劇場に来てくれる日本のフラメンコ愛好家の方たちは玄人でフラメンコをよく知っています。」とコメントしています。小松原庸子は言います「“感じる”というセンスは日本人もスペイン人も等しく持っています。しかしながらその“表現”にはかなりの違いがあります。スペイン人は怒りたいときに怒り、泣きたいときに泣き、その喜怒哀楽を自分が表現したい時にやりたいようにやります。しかし少し前までの日本ではその伝統的な教育から、それらを全て我慢して内に閉じ込めなくてはいけないというとても保守的な教育でした」。
(記事: ideal.es 9月12日)