振付け師 Javier Latorre が自身の作品 'El duende y el reloj' にフラメンコスピリッツを吹き込みます。 作品は実際の話を元にしてつくられたフィクションで、彼の作品では Philippe Donnier の原作にあわせてバイレが創作されました。 ショーはW杯のスペイン代表の試合時間を避けるために予定より遅れて始まりました。これは Latorre が立ち上げた事務所 Requetedanza が発表した初めての作品です。作品は誰もがフラメンコを理解できるよう新しい技術やアニメを使って構成され、楽しい仕上がりになっています。 “el duende” は革新者で、“el reloj” はそれとは反対で動きを見せない保守的にそれぞれキャラクター作りされています。たとえば、あるシーンでは el duendeがフラメンコの、異なる斬新なパロスを el reloj に見せつけながら、従来の作品を破壊していきます。Latorre はまた Leonardo da Vinci, René Descartes, Albert Einstein や Salvador Dalí など歴史的人物を作品内に登場させます。そこでファンダンゴのリズムをわかりやすく見せるべく、ショー全体をテンポダウンさせます。 |
コルドバ・ギターフェスティバル...フェスティバルの全てをこの楽器に一点集中させたフラメンコギターの祭典が今年で記念すべき30回目を迎えます。フェスティバルでは32のコンサート以上のコンサートが予定され、1981年に始まったこのフェスティバルの創始者である Paco Peña の "Misa Flamenca" で、明日その口火が切られます。ステージはコルドバにあるメスキータ・カテドラルのナランホスのパティオです。ステージにはカンタオール "El Pele" の特別出演も予定されています。
フェスティバルは7月25日まで開催されます。
この夜のスペクタクルの注目は Isabel Gemio とのフュージョンでしょう。 Rafael Amargo によれば、'Princesas del Flamenco' は戯曲のないミュージカルスペクタクルで、グループのレパートリーの中では“小さなボンボン(スウィーツ)”のような、これによってアンダルシアの2人のバイラオーラスの持つオータナティブ・アーティスティックなタレントを存分に演出します。 "彼女たちは体の内側から感じるままにバイレをします" "これはわたしたちのようにその感覚を持たないものにはわかりません" Amargo は言います。 |
圧倒的なパフォーマンスを持つ María Pagés は Mikhail Baryshnikov ら伝説的なアーティストにも賞賛されて、そのクレアティビティに富んだパフォーマンスはアーティストを純粋で、また同時にフラメンコにおける革命的な領域( Bellini の'Casta diva' や Shostakovich の 'un vals' )の音楽にまでもっていきます。一方で自身の持つ自然さやエッセンスなどは決して失うことなくマエストランサ劇場であらわれます。
セビリヤのマエストランサ闘牛場ではセビリヤのフラメンコ・ビエナーレ(2年に一度の祭典)が開催されます。
マエストランサ闘牛場では他にも7つのスペクタクルが、9月15日から予定されています。まずは "Flamenco de viva voz" で Miguel Poveda によればセビリヤの、"闘牛"と"フラメンコ"という二つの関連を強調するようにスペクタクルは構成されているようです。 「舞台の変更によって、収容能力は勿論のこと、会場へのアクセスや会場でのパフォーマンスレベルなどなどイベントコンディションは格段に向上することでしょう。」とビエナーレのディレクター Domingo González はコメントし、約1,2000枚の入場券(6ユーロ~35ユーロ前後)の販売に自信をのぞかせています。 マエストランサでの会見で Poveda はまずこのイベントプロジェクトに謝意を表し、そしてまさにコンサートのその日まで、モチベーション高く、気分が高揚しているであろうことを明らかにしました。 「名誉あるビエナーレでのパフォーマンスをマエストランサでできることはあらゆるフラメンコアーティストにとっての夢です。」 |