わたしはスペインに戻って参りました。それは少し寂しくもあります。なぜならわたしの今回の日本の旅は本当に素晴らしかったからです!残念なことに時はあっという間に過ぎてしまいました。
今回の旅では思っていたほど多くの時間を日本のフラメンコを観るのに使うことができませんでした。なぜなら、わたしにとってせっかくの日本滞在ですから日本の伝統文化を満喫したいと思ったからです!
しかし、もちろんこのブログでみなさんに報告するため先日少しお話した東京のタブラオEl Flamencoにも行ってきました!そこで若きダンサーJesús Herreraに会うことができインタビューにも成功しました。また、幸運にもFlamenco Studio Mayorの上級クラスにもお邪魔することができ、スタジオの創立者であり、ダンサーのMasumi Suzukiさん(“Mami”の通称で知られています)にもインタビューすることができました。
わたしが日本で得たこれらの貴重な経験は近日このブログでみなさんにご紹介したいと思います。
今日は日本の伝統文化“歌舞伎”について書きたいと思います。今回の滞在でわたしは、東京の歴史漂う下町 浅草で2つの歌舞伎の演目を観ることができました!歌舞伎は西洋文化で言うところの劇、歌、踊のコンビネーションの性質を持っています。また、大きな特徴としてその豪華なメーキャップ、ヘアスタイル、衣装、舞台大道具、小道具が華やかに演出されるパフォーミングアートで、使用される色や生地などはエレガントそのものです。もちろん役者の台詞は日本語のみですが、その動きや顔の表情から繰り出される表現などはドラマティックそのもので、日本語のわからないわたしたちでも、いま舞台ではどのような場面で、一体何が起こっているのかを推測理解しようと試みるのは案外とできます。
スペインのアンダルシア地方最大の都市Sevilla(セビリヤ)がモダン・フラメンコにおける最も際立った、奇抜なイベントの一つであるSIMOF(シモフ←Salón Internacional de la Moda Flamenca)を催すようになってもう16年になります:シモフはフェリアやロメリアスなどスパニッシュなシーンで人々を魅了する最新フラメンコドレスを紹介していくコレクションショーです。今年のショーはセビリヤで1月28日~2月1にまでの4日間催され、この分野の権威あるデザイナーたちによって制作された1,000点以上ものフラメンコドレスを目にすることができます。
わたしは日本滞在の最後の日を存分に楽しんでいます!!
今はその多くをブログに書き記す余裕がありませんが、マドリードに戻ったら日本におけるフラメンコでわたしが見聞してきたすべてをみなさんにこちらのブログでお届けしたいと思います!
今日はFlamenco.TV(→こちらをクリックhere)のショートビデオにも紹介されている“JOTA(ホタ)”についてお届けしたいと思います。Jotaはわたしの大好きなアラゴン地方の地域民謡ダンスです。左の画像は昨年のサラゴサ(アラゴン地方の州都)でのPilar祭での花のパーカションで踊っているところをわたしが撮ったものです。
こちらの文化もフラメンコ同様にぜひ皆さんにも楽しんでもらいたいです!
FlamencoExport
ここ日本での滞在で、まだわたしの知るフラメンコダンサーを直接観る機会はありませんが、だからといってこちらのブログに興味深いことがなにも書けないわけではありません。
今回はマドリードにあるel Teatro Nuevo Apolo(Plaza Tirso de Molina 1)でのJoaquín Cortésの、自身の20年のキャリアで振り付け、指揮してきた6つのショーより、ベスト作品コレクションであるCalé(2010年1月17日まで)についてお届けしたいと思います。